驚きの海外和食屋さん事情
数日前珍しく家でテレビを付けたらニュース番組で海外の和食事情のことをやっていました。 今や空前の和食ブームで、ガイジンが声を揃えて、「日本食はヘルシーだからね~。」「お寿司大好き!」と食べたがっている様子は、十数年前ただ人参をいれたスープを作っていただけで、台所に入ってきたイギリス人が「このオレンジ物体は何? 気持ちわるーい!」と、日本人が何かを料理しているだけで気味悪がられたことなど嘘のようです。
最近ではブームに乗ってヨーロッパにも和食屋と称するレストランが沢山出来て、なんと2万軒を越える数だそうで、日本政府として海外における正しい和食レストランの認定制度を作るようですので、今日は農水省さんへのご参考に此処最近よく行くイタリアで見かけて驚いた和食もどきをご紹介します。
まずミラノの郊外のピッツェリア。 イタリア料理屋さんと信じて、入っていくと、なかには寿司コーナーが。 
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驚いて近くにいくと寿司ネタがならんでいます。 これ生で食べて大丈夫かな。 中国人のスタッフに聞くと、ずっと前に日本人から教わったけど、数日でその人は居なくなってしまって、あとは中国人で続けているそう。 
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なんとピッツァ+寿司のコンビメニューが。 周りを改めて見回すと殆どのお客(イタリア人)がおにぎりのような握り寿司とピッツァを一緒に食べています。 なんでも食べてみたいほうの性質ですが、数日忙しく続く仕事の前だったので、わりと食べものに中りやすい私はちょっと遠慮しておきました。
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別の日、ミラノ市内で。 美味しい手作り餃子が食べられるお気に入りの中華やさんへ出掛けていったところ、なんとお店が和食屋に変わってしまっていてショック。 でも餃子がメニューにあったので、若しかして経営が変わってなくて、同じ餃子が食べられるかも?と一縷の望みをたくして店内へ。 店員さんは全員中国人、お店いっぱいのお客は全員イタリア人、メニューはへんてこなものばかりです。 思い切って頼んだ「お寿司のてんぷらセット」! まずセットの付属ものがきました。 サラダはよしとして、煮物、アゲモノはちょっと?。。 餃子はガッガリのモノに変わってしまっていました。  
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で、でてきたメイン! お寿司のてんぷら! マヨネーズ和えのカマボコとアヴォガドをベタベタの白飯と海苔で巻いて、衣をつけて揚げちゃいました。 イヤシイので食べましたが、なんともいえない味です。 他のメニューもちょっと首をかしげるようなものばかりです。
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場所は変わって、ブダペスト。 こちらも日本人の影も形もない和食レストランですが、でてきた巻物はミラノのよりぜんぜんましです。 味はともかくキレイに巻けています。
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面白かったのは餃子。 上にマヨネーズを掛ける技はどこでならってきたんでしょう?
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やきそばは結構美味しそうですが、味が全く無いのが残念でした。 
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こんなお店がどんどん出来ているヨーロッパ。 どうやって認定制度を普及させるのか、農水省さん、腕の見せどころです。 日本食ファンが世界に増えてくれるのは嬉しいことだけど、これ以上変な食べものを和食と認識されることがないよう、日本政府にもがんばってもらいたいですね。  逆に個人レベルでは、和食を作ってみたいので欲しい!とよくイタリア人に頼まれています。 皆さん、本当の和食を教えに行きますか? 


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by cookery-world | 2006-11-07 13:29 | Italy(701) | Comments(2)
Commented by kinuko at 2006-11-08 01:32 x
ミラノのお店すごいですねぇ!
おすしの天ぷら、作った人の想像力に脱帽です。

でも、勇気を持って食べたあなたは偉い!
Commented by cookery-world at 2006-11-08 10:38
kinuko さん、今日もコメントありがとう! なんかトンデモナイ和食屋がたくさんできているようです。 これ以上ニホン料理が変なものと認識されないようにイタリア人を啓蒙してくれる? お料理上手なkinuko さんが教えてやってくれると良いんだけど!   
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